こんにちは!
配信者(ライバー)として活動していると、自分の配信に過剰に介入してくるリスナーに悩まされた事はありませんか?
こういった行動は、配信者だけでなく、楽しんで視聴しているリスナーのストレスにもなってしまい、配信そのものの空気感を壊してしまうことがあるかと思います。
なぜ、このようなマナーに欠けた行動を取る人が多いのでしょうか?
その背景には、一部のリスナーの自己中心的な価値観や日本の配信サービスの風潮が影響しているのではないかと思っています。
今回は、「なぜ一部のリスナーは暴走し出すのか…」配信者とリスナーの認識の違いの問題に着目して記事にしてみました。
私の家族が長い期間(5年間程)配信業をして生計をたてているのですが、閉鎖的な仕事環境に加えて、リスナーの言動に対しても強いストレスを抱えており、とても辛そうです。
同じ様な悩みを抱える方の、励みになれば嬉しい限りです。
以下の記事では、配信を行う際にストレスの要因となるリスナーの言動の心理を考えつつ、どの様に対応したらストレスを減らすことができるのかの対策を紹介しております。
<準備中>【指示厨、枠の私物化】マナーを欠くリスナーの心理と対処法!配信でのストレスを減らすためには?
【根本的な原因】配信者とリスナーの認識の違いの問題
配信している方は「何かを発信したい」「仕事としてお金を稼ぎたい」と大きく分けて2つの種類に分かれると思っています。
「友達を作りたいから、配信をしている」という方は少ないのではないでしょうか…?
そのため、前提として「リスナー側の認識」と「配信者側の認識」が大きくズレいてる可能性があり、配信をしている方は自分がどういう意図で配信をしているかをリスナーに認識してもらう必要があります。(知名度を上げたい、仕事として続けたい、など)
もし、配信でストレスを抱えている方は、配信者と視聴者の「認識の違いの部分」は解決されておりますか?
「趣味として配信をやっている」「趣味として〇〇をやっている」という言葉は、一件聞こえは良いのですが、配信者の「本気度」は一切伝わらず、興味が薄れる発言となります。
逆に「本気でやっている」「こういう目的でやっている」「これを達成したいんだ!」と、しっかりと配信者側の意図を伝える事で、それを聞いたリスナーは「協力してあげたい」と思う方もいるかもしれません。
配信者と視聴者の認識の違いを解決せずにライブ配信を続けた場合、以下の様な「関係性の問題」が発生し、収集をつけにくくなってしまう印象があります。
配信者とリスナーとの関係性の問題
配信者と視聴者との「関係性」や「認識」が曖昧のまま進行すると、以下の様な歪んだ関係性に発展してしまい、ストレスに繋がる可能性が高いです。
- 「近すぎる距離感」がもたらす勘違い。「配信者 = 友達」感覚の危険性
- 配信者より視聴者の方が偉い?「視聴者>>配信者」という感覚の危険性
- アイテム応援(投げ銭やギフト)による相互依存
- 匿名性による、発言の過激化
個人的には「配信者 = 視聴者」という感じで、お互い尊重し合えて、配信自体がみんなで楽しめる空間が理想的なのかな…と思います。
「近すぎる距離感」がもたらす勘違い。「配信者 = 友達」感覚の危険性
リスナーが配信者を「親しい友達」のように感じる現象は、日本特有の配信文化の特徴らしいです。
配信における距離感が近すぎると、リスナーが自分の要求を押し付けたり、過剰な干渉を行う危険性があります。
例えば、以下の様な態度にあらわれてくる傾向が見られます。
- 配信の流れを無視して、自分だけの話題を押し付ける
- これをしろと命令したり、汚い言葉遣いや皮肉めいたコメントをしだす。
- 他のリスナーとの会話中にも関わらず「配信者は自分だけを優先すべき」という態度を取る
こうした行動は、配信者にとっては負担であり、他のリスナーにとっても居心地の悪い空間を生み出してしますので、逆にまともな人が去っていってしまうリスクがあるかと思います。
会話のキャッチボールを重要視する配信や親密感を重視した配信が特徴的な日本の場合、「何を言っても良い都合の良い人」の様に感じられてしまう傾向が見られます。
配信者より視聴者の方が偉い?「視聴者>>配信者」という感覚の危険性
リスナーの中には、「自分が視聴してあげている」「応援してあげている」という、【やってあげている】という感覚を持つ人がいます。
また、自分ではやっていないにも関わらず、根拠もなく配信者(ライバー)を「下」に見ているリスナーも目につきます。
まっとうに「お金を稼ぐ」という行為自体が偉いので、〇〇業は「下」など業種に勝手なレッテルを貼ること自体が下世話な話だと思っています。
このような感覚を持っているリスナーは、配信者に対して指示をしたり、要求を通そうとする態度に繋がってくる傾向があります。
そして、この問題を引き起こす背景には、次のような要因が見られます。
- 視聴者が「お客様」である、という認識が強い状態
- 配信者がリスナーに対して謙虚に対応しすぎて過剰にサービスを提供している状態
- 投げ銭やギフトを沢山あげたら、特別扱いされるべき、というの暗黙の期待
配信者として、リスナーに感謝しつつも、お互いに対等な関係を築く意識が重要かと思います。
アイテム応援(投げ銭やギフト)による相互依存
配信業は投げ銭やギフトが収入源であり、リスナーも応援の一環としてこれを利用します。
ただ、これが定着してくると「お金を払っているのだから、自分の意見は特別だ」と考える人が出てきます。
一方で、配信者も「応援してもらっているから応えなければ」という義務感に苦しむことがあります。
このような相互依存は、健全な配信活動を阻害する要因となり得ます。
配信者側は、このサービスを提供しているから応援資金もらっている。
リスナー側は、楽しい空間や楽しい時間をもらっているから、投げ銭として応援の気持ちを送る。
というような、正常な配信空間を作る必要があり、リスナーが「やってやってる感」が出てきてしまう場合、関係性に亀裂が入ってくる可能性が高いです。
匿名性による、発言の過激化
配信プラットフォームの匿名性は、リスナーが本音を気軽に話せる良い面もありますが、同時に攻撃的な発言や過激な発言、モラルを欠いた行動をしやすいというデメリットもあります。
- 命令口調、攻撃的・強要的なコメント
- 他人の意見や行動を否定する発言
- 配信者や他のリスナーを傷つける心ない言葉
これらは、匿名性が生む「無責任さ」が大きく関係しています。
リスナーは顔も映さず、個人情報も晒さずに、一方的に配信や動画を視聴することができ、「コメントのみ」で自分を表現しています。
何のリスクも緊張感もなく、安全圏から配信を観ているため、モラルが無い人の場合は、配信者側の気持ちが考えられず、個人の感情により過激化した発言をしてしまうのだと思います。
以下の記事では「配信マナーを欠く行動や言動をしてしまうリスナーの心理や対処法」について紹介しております!
困っている方の、参考になれば幸いです。
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まとめ
今回の記事では、配信者が抱えるストレスの背景として、リスナーとの間で「認識の違い」や「関係性」といった、根本的な問題を考察しました。
配信者側として、毅然とした態度を取り、適切なルールを設けることは重要な自己防衛策です。
また、自分の配信空間を守るために、リスナーとの境界線を明確にする努力も必要です。
これらの問題が放置されると、一部のリスナーの行動が原因で、配信枠の雰囲気が悪化し、視聴者全体の満足度が下がるばかりか、配信者自身のストレスが増幅してしまいます。
事態が収拾困難になる前に、「自分の意志やスタンスをリスナーにはっきり伝える」ことや、「ここは自分の枠であり、配信者がルールである」ことを認識させる必要があると思います。
まず一番安全なのが、リスナーとの会話頼りの配信は控えて、配信者自体が常に主体となる配信をすることで、最低限のリスクは回避できると思います。
特に、匿名性が高いネットの世界では、何かのトラブルに発展した際に、過激な言動や行動のエスカレートが懸念されます。
そのための、配信ルールは必須ですし、「こういう人にはこういう態度をとる」といった、ちょっとした自分ルールを事前に決めておくことが重要です。
具体的な「ルール作り」と「一貫した対応」が、トラブルの芽を摘む大きな助けになるはずです!
最後に、ご自身の配信の空気感を良好に保つことが何よりも重要だと思っています。
ご自身の魅力が伝わる配信ができなければ本末転倒で、元々魅力を感じて一緒にいたリスナーも離れていってしまう可能性があります。
そのために、「ご自身の配信ストレスは何が原因か」自己分析をして、ストレスの要員を排除するためのプランをたててみて下さいね!
配信が「ストレス」ではなく、「楽しみ」であり続けるために、この記事が少しでもヒントになれば幸いです。
次の記事では、このような問題を改善するための具体的な対策について考えていきたいと思います!
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余談:リスナーとの距離感に注意…
リスナーとの問題を避けたい場合、リスナーとの距離感には常に配慮する必要があると思っています。
一般的に、配信者とリスナーは友達ではないと思っています。
リスナーは配信者の「支持者」であり、配信者は「提供者」です。
配信者が企画や特典以外でリスナーと頻繁に電話をしたり、DMやLINEで常に悩みを相談するような関係になると、距離感が近すぎて、勘違いが生まれる可能性があります。
その結果、リスナーに勘違いを与え、行動がエスカレートする可能性が高まります。
頻繁な接触は、「自分は特別だ!」という感覚を植え付け、「特別じゃなかったんだ…」と知った時に大きな恨みに変わる傾向があります。
特に、配信者との距離が近いと感じたリスナーは、思い込みによる勘違いをしやすく、
配信者から距離を取られた際にとネットストーカーのような行動に発展することがあります。
SNSに事実無根の悪口を書かれるなど…、突然攻撃的で過激な行動に出るケースが見られます。
また、リスナーの心に付け込み、投げ銭を誘導する場合も注意が必要です。
お金は生活に欠かせない大切な物です…!
近年、歳の離れた男女の事件を度々目にしますが、「裏切られた」と感じられてしまった際の相手の恨みは計り知れないと思います。
もし「直接会ってもいい」お付き合いや「リアルでお友達」になっても良い、と思っていなければ、距離感に注意して接した方がリスクは少ないと思います。
余談:配信業(ライバー)は大変
配信業が「簡単」と思っている方が多いですが、しっかり生活できるだけ稼ぐ場合、誰でもできる職業ではなく、「向く人」と「向かない人」が絶対にある仕事だと思っています。
配信は誰でも簡単に始められるので、「楽」と思われがちですが、「お金を稼ぎ続ける」と言う場合は、努力をしなければいけないし、少なからず「配信が好き・楽しい」という気持ちがなければ、いばらの道という印象です。
ただ「配信をつけるだけ」「適当に話すだけ」では成り立ちません。
これで成立するならみんなやっていますしね!
「会話」でも「特技」でも、何かしらのパフォーマンスを画面上で行うのが配信者という仕事だと思っています。
配信業をしている家族を端から見ている感想ですが…、配信業は自分を商売道具として商売をしているので「完全に仕事」です。
まとまったお金を稼いでいる場合は、個人事業主となんら変わりません。確定申告もするので、納税もしていますしね。
私の家族は「配信業」に自信を持てないみたいですが…、配信で稼げる方はその方向で才能があるのだと思いますし、誰にでもある才能ではないと思っています!
次の配信時間やイベント企画を強要したり、強い口調で指示をしたり…。
能動的に指摘はするけど、投げ銭もしなければ、配信にも来なかったり…。