こんにちは!
会話の中で、相手の「一言余計な発言」に心が引っかかった経験はありませんか?
「なんでそんなこと言うの?」と思いつつも、場の空気を壊したくなくて流してしまう…。
この嫌悪感には、私たちの心理が深く関わっているため、どれだけ気にしない様にしていても、嫌悪感は抱いてしまうものなようです。
「一言余計な嫌味な発言」「マウンティング発言」をされると、なぜこんなに不快になるのか…。
今回は、心理的背景を理解することで、「不快になるのはしょうがない」と自分を納得させ、気持ちを整理するためのヒントになればと思い、色々とまとめてみました。
一言余計な発言が引き起こす、ストレスや嫌悪感の心理的背景
「一言余計な発言」になぜ嫌悪感を抱くのか…。
例外もあるかもしれませんが、大きく分けて以下の4つの理由で嫌悪感を感じるのだと思います。
- 自己肯定感、自尊心が傷つけられる発言だから
- 攻撃的な意図を感じる発言だから
- 対等な人間関係ではなく「比較」や「優劣」を意識させる発言だから
- 自己中心的で協調性に欠ける発言だから
これらの心理的背景は、どれも人間関係の根本である、相手への信頼感や尊重を損なうことに起因しています。
発言する際には、相手の感情や立場を想像して、言葉の持つ力を意識することが大切ですよね。
これは、こどもの頃に道徳の授業などで習うはずなのですが、それが大人になってできないという方は、何かしら倫理観が欠如してしまっている可能性があります。
辛い経験をしてきたので、つい嫌味を言ってしまう…など、恵まれない生活環境の背景もあるかもしれませんが、そういった相手ばかりを尊重して合わせていると、自分の心が保たなくなってしまうので注意しなければいけない点かと思います。
相手の気持ちを尊重できない人は、いずれ周りに人がいなくなるか、恨みを買ってしまう可能性があるかと思います。
【嫌悪感の理由 その1】発言にあなたの尊厳を傷つける内容が含まれている
一言余計な発言や嫌味は、「不足感」や「劣等感」を感じさせる場合が多いかと思います。
例えば、「まだそんなことやってるの?」という言葉は、あなたの努力や価値を否定するニュアンスを含み、あなたの自尊心にダメージを与えます。
私たちは誰しも、自己を肯定し、大切にされたいという欲求を持っています。
自分の尊厳が傷つけられると、不快感や嫌悪感が強く表に出てしまいます。
これは、自分が大切にしている部分に土足で踏み込まれるような感覚で、結果として「なぜこんな思いしなければいけないの?」という苛立ちや悲しみが、嫌悪感として表れてしまうようです。
【嫌悪感の理由 その2】発言に攻撃的な意図を感じる
人は他者の言葉の裏にある意図や感情を敏感に読み取ります。
表面的には何気なく見えても、攻撃性を含んでいると捉えた場合、直感的に「言葉の意図」を考えてしまう場合があるかと思います。
嫌味や一言余計な発言には、意識的または無意識的に攻撃性や敵意が込められている場合が多く、それを受け取ると心が防衛モードに入ってしまいます。
例えば、「普通はこうするけどね」という言葉には、「あなたは普通ではない」という含みがあり、暗黙の攻撃として感じ取ってしまいます。
相手の発言に「攻撃性」や「敵意」を感じると、本能的に防衛反応として嫌悪感を抱いてしまう様です。
【嫌悪感の理由 その3】発言に対等な関係ではなく比較や優劣が含まれている
マウンティング発言や嫌味は、無意識のうちに「優越感」を示し、相手を「比較して下げる」効果を持ちます。
人間関係において対等さは安心感をもたらしますが、優劣を意識させられると、自己防衛のために警戒心が強まり、嫌悪感を引き起こします。
例えば、「私なんてもっと大変だったよ」と自分の苦労を強調する発言は、相手の感情を軽視し、自尊心を削り、自分を「上」に置く意図が見え隠れします。
このような状況が繰り返されると、心の距離が広がり、不快感が募っていきます。
私たちは人間関係において、無意識に「この人は安心できる存在だ」と信じたいものです。
しかし、「この人には気を許せないかもしれない」と思わせる瞬間が訪れると、その人間関係にストレスを感じるようになってしまう様です。
また、特に親しい間柄ほど「なんでこんなこと言われなきゃいけないの?」という思いが強くなり、心に大きな不快感を及ぼすようで、注意が必要です。
【嫌悪感の理由 その4】発言に自己中心的で協調性に欠ける内容が含まれている
一言余計な発言や嫌味は、相手の気持ちよりも自分の感情や意見を優先する傾向が見られます。
これは、相手への共感や配慮が欠けていることを示唆します。
人間関係では、互いの立場や感情に寄り添うことが大切ですが、嫌味やマウンティング発言はその逆を行くため、「自分本位だ」という印象を強く残します。
その結果、相手は「この人とは分かり合えない」と感じ、嫌悪感や距離を取りたいという感情が生じる様です。
これらに当てはまる際には、人は反射的に不快感を感じる様になっているようです。
そのため、自分に合った方法でストレスを軽減する手段を持っておくことが、こういった人と関わる上で大切なポイントとなるかと思います。
【体験談】一言余計な人たち【嫌味、マウンティング、ヒガミなど】
以下、軽い経験談となりますが、私や家族が経験した体験の一部を紹介します。
「あー。こういう人いるな」など、ちょっとしたエンタメとして、読んだ方の気持ちが少しでも楽になれば幸いです。
- 【自己中心的な人】自分の発言や行動を忘れているのか、棚に上げて指摘をしてくる。
- 【先輩ヅラな人】「あなたにはこうなって欲しい」今後も見守っていくと、仲も良くない他人なのに勝手に先輩ぶる。
- 【妬みが強い人】カラーコンタクトを付け出したら、男性込みの集まりの時に「カラコン付けてるんだよね」と勝手に人の化粧事情を暴露しだす。
- 【ネガキャンな人】人の集まりの時に「印象が良いね」と褒められている最中に、横から「良い子ぶってるだけだよね♪」とネガキャン要素強めの茶々入れをしてくる。
- 【マウンティングな人】習い事をしていると話しただけなのに、勝手に人の習い事に対して批評しだす。
- 【イジメ気質な人】「お前の親はどうせ○だろw」「バカ同士お似合いだw」など、勝手にレッテルを貼る人。
- 【境界線がわからない人】自分のモノでもないのに、自分に権限がある様な発言をしたり、強要したりする人。
【会社の自己中心的な人】自分の発言や行動を棚に上げての自己中な先輩
そこの会社へは入社したばかりの頃の話です。
ある仕事で、とある先輩Aに「そのまま作業を進めろ、先方から連絡がくるまで待て」と指示されたので、入社したてということもあり、指示に従いました。
ただ、結局いつまでたっても先方と連絡が取れませんでした。
そのため、ある程度時間がたったところで、先方と連絡が取れない旨を先輩Aへ伝えました。
その時に言われた一言が「ホウレンソウってしってる?」でした。
何をホウレンソウするのか意味がわからなすぎて「は?」となったと同時に、ふん反り返った偉そうな態度に、すごい怒りが湧いたのを覚えています。
本気で受けとらずに、「菜葉ですかー?w」と、適当に返してやれば良かったです!笑
そして後日、上司Bへ仕事の流れを報告をした際には、先輩Aの都合の悪いことだったのか、「言わなくていいことがあるって知ってる?w」と、また一言余計な発言を言われて、イラッときたのを覚えています。
アンタが言わなくていいこと沢山言ってるんだろー!
先輩A自身は全く気付いていなくて、悪気なくこういう発言をいつもしていました。
結局は、自分が責任逃れをしたいがための発言だったのだと思います。
仕事が進まなかったのは「自分の指示のせいではない」という、責任転嫁の一言です。
その先輩A(男)は、仕事で関わりのある女性社員全員から嫌われていました。
見事に全員から嫌われていたので、印象的でした。
もう一つ、こちらは頭がおかしいのレベルだと思うのですが、知り合いの話です。
ある40代の男性Aの話です。
男性Aは、自分が人から物を借りて生活をしているのにも関わらず、お金持ちぶる時があります。
ある時、知人Bが友人から物(お裾分け)を貰っていると知った途端「乞食だ!乞食!」と、からかっていたそうです。(揚げ足をとっているのかも?)
その話をしていた方は、男性Aにとても嫌悪感を感じたと、怒っていました。
【女の嫉妬】男女の飲み会で行われる、女友達のヒガミ
これは、女性の場合よく遭遇するかと思います!
学生の頃にもいましたし、社会人になってからも必ずいる「自分中心でないと、気に食わない!」という感じの、嫉妬深い女性に多い印象があります。
発動条件があり、「必ず男性がいる時」「話題が自分以外に向いている時」に発動する余計な一言です。
例えば、元彼の話をわざわざ掘り起こしてみたり「すごい綺麗な二重だよね!整形っぽいな〜w」「化粧良いね!アイプチとかカラコン付けてるんだっけ?w」「足が綺麗だね!なんでそんな短いスカート履いてるの?わざと?w」などなど…、
数えたらキリがないほど言われたことも、見てきたこともありますが…
とりあえず、一見こちらを褒めているのですが、発言の全体像を読み解くと、こちらを上げてくれている発言ではなく、下げる意図が読み取れる様な発言をちょくちょく会話に混ぜ込んできます。
これに関しては、私の場合は堂々と返します!
「アイプチ付けてる!目立つかな…?カラコンは可愛いから付けてるよ!」と言う感じで、傷つく素振りは見せずに明るく打ち返します。
そうすると、「モモちゃんって鈍感だよね〜。」などと、トイレなど裏で遭遇した際に嫌味をサラッと言ってくる女性もいましたが、私の場合「負け犬の遠吠えやな。」と、深い意図は考えずに、負け宣言だと判断するので、あまり気にしません。
嫌味を言われて辛い…という方は、考え方の参考になれば幸いです。
【境界線がわからない人】他人のモノや感情や行動を私物化
これもよくいるタイプの人だと思います。
キャリアプランや進路など、「自分がこうしていきたい!」と気合を入れて、飛び立とうとする人に対して、「それで大丈夫?」「無理w 無理w」など…、
勝手に上限を決めつけて、私が不安になる様な足を引っ張る発言をして、自分と同じ横並びの舞台に引きずり落とそうとする人に度々遭遇します。
その人が本当に私のことを考えて、自身で経験をした上で指摘をしてくれているなら良いのです。
ただ、こう言う発言をする人たちは、共通して「自身では経験したことがなく、想像で言っている」傾向が見られます。
実際に経験をしている人は、「いいじゃない!」「これが大変だから注意だよ」など、人を送り出し具体的なアドバイスまでしてくれた方が多いです。
また、近年では配信業が人気で、盛んに行われていますね。
私の家族も配信者(ライバー)をやっている兄妹がいます。
そこで目にするのが、自分の枠でもないのに、次の配信時間やイベント企画を強要したり、具体的な指示をして、配信者の次の行動を制御しようとする人です。
こういう発言をする人は、自分では絶対に配信をして企画はしないのだと思います。
「行動しない」「自分ではできない」から、できる人に指示をすることで「自分もやった気になっている」そこに快感を覚えているのでは?と感じます。
単純に相手に感情移入をしすぎているだけという方もいると思いますが、根本的には相手と自分の行動を切り離して考えられない、粘着気質な方に見られる傾向の様に思います。
嫌味な人は、死ぬ直前まで治らないので期待しない方が良い
上では私の周りで起こった、気分の悪かった会話を一部紹介しましたが、どこにでも嫌味な人は必ずいるのだと思います。
嫌味な人は、多分死ぬ直前まで治りません。
その人の今まで生活環境で、そのように進化してきてしまったからです。
私の母親は、父方の親に散々嫌味を言われ続けならが、何十年もお世話をしてきて、とても辛かったと泣いていました。
嫌味を言い続けてきたその人は、亡くなる1週間前に一度だけ「すまんな」と謝ったと聞きました。
この話を聞いて、「馬鹿は死ななきゃ治らない」というコトワザを思い出しました。
一度形成された人格は、成長するほどに直らないのだと、その時に察しました。
なので、以下の様なことを意識すると、少しは楽になるのではないか…と思います。
- 言葉を受け流し、自分の心を離して接する。
- 自分の気晴らしをつくり、気晴らしの際には嫌なことは考えない。
ただし、重症な場合は自分ではどうにもならないと思うので、病院で相談してみると良いかもしれません。
おわりに:自分の心は自分にしか守れません。大切にして下さいね。
兎にも角にも、嫌悪感を抱く自分を責める必要はなくて、わかり合えない相手に対して「自分の心を守るための自然な反応」と考えるべきだと思います。
ただ、嫌悪感を抱き続けると、自分の心が疲れてしまいます。
なので、なるべく嫌悪感を感じる人とは距離を取りつつ、相手を意識しすぎないことが重要です。
考えすぎずに、自分の好きな人や好きな事に時間を費やした方が有意義です。
この記事を通して、なぜ嫌悪感を抱くのかを理解することで、ご自身を責める事なく、自分の感情を客観的に見つめられる機会になれば嬉しい限りです。
周りの一言余計な人に悩む方が、少しでも心を軽くできますように。
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そして、その一言が何日も頭から離れない…。
こういうことってありますよね…。私は常にありまして、辛いです。